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新築大家さん 社長ブログ

2019年02月13日

「有名ブランドだから」という選択は軽率

建物の構造も、あるいは貸し方などもそうですが、
どうすればベストなのかという答えは、その土地、その土地で全部違います。
さらに、大切なオーナーの感情や思いもありますから、
そういうことも総合的に勘案していかなければなりません。

ですから、最後には必ず一つ答えを出さなければならないのですが、
その過程においては、ひと言で「こうなんだ」と言い切れるものが少なく、
多様な選択肢のなかから決めていくことになります。

ところが、オーナーが相談した建築業者は、
自社に都合のいい構造などを最初から決めてかかってきます。
そうすると、最も適した構造を検討するステップが
まったく抜きになってしまう恐れが大きいのです。

「じゃあ、いろんな業者のところに行って、相談してみればいいのかな」と
考えるオーナーも多いと思いますが、
それぞれが自社に都合のいい話をするわけですから、
さまざまな業者を回れば回るほど、今度は何が正しいのかわからなくなってしまいます。

結局、最後にどうなるかというと、
「やはり、名前が知られている有名ブランドメーカーで建てたほうが、
何かと問題ないんじゃないの」―――これが成り行きというものです。

一生に一度あるかないかの高額な不動産取引。
本来なら、検討に検討を重ね、最適な方法を選択するという
当然のプロセスをたどらなければならないはずなのに、
思考停止に陥って、一方的にメーカーの
言いなりになるリスクを抱えてしまうことになります。
あまりに軽率ではないでしょうか。

例えば、大切な建設資金。懇意にしている銀行から、
ハウスメーカーが提案する見積もりを見せてもらう機会がよくありますが、
通常のほぼ倍近いのではないかと驚かされるケースは少なくありません。
「本当に、これでいいのか」と、思わざるを得ないのです。

これは社会通念上、どうなのだろうか?明らかにフェアではないわけです。
我々が同じ建築会社、同じ宅建業者として考えても、フェアじゃない。
あまりにオーナーをバカにしている。

テレビ番組「ガイアの夜明け」でレオパレス21のアパートの
天井に本来あるべき界壁が無い物件があると告発され、
その後も補修工事が進んでいないことが放送されていました。

また、2015年には建物が傾く「欠陥マンション」もありました。
原因は、基礎の杭打ちの偽装。そして、そのマンションの販売会社は
三井不動産で、杭打ちの施工業者は旭化成の子会社。いずれも日本の超一流企業です。

ただ、私自身はこんな話には驚きません。
大企業の看板や有名ブランドが、この業界ではいかにマヤカシに過ぎないかを、
私は身に染みて知っているからです。


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