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新築大家さん 社長ブログ

2019年03月 7日

大宣伝「30年一括借り上げ」のマヤカシ

契約して建築を取りたいがために、借り上げ業者の営業マンが言う文句は決まっています。

「だって、大丈夫でなかったら、上場企業の当社が
30年なんか一括借り上げするわけないじゃないですか」

しかし、どの業者の契約書もよく見ると、
「2年に一度、家賃の見直しがありますよ」と必ず書かれているのです。

もっとも最近では、巧妙に「事業用部屋は別である」などと
バレないようにうまく作っていますが、
この重要な一項目を見逃して契約するオーナーは少なくありません。

ちなみに、私がなぜ、ここまで業者のさまざまな手法を知っているかというと、
それは困って相談に来られる方が絶えないからです。

実際、この2年に一度の「家賃の見直し」時期になると、
家賃の切り下げを言ってくるケースは少なくありません。
「今のままでは、とてもじゃないけど、入居者を確保できませんよ。
ウチも困っちゃうんで」というわけです。
当然、家賃の切り下げが気に食わないというオーナーは、
管理契約を打ち切りたいと考えるでしょう。
しかし、こうした物件は駅から20分以上離れたりしていて、
およそ収益を生みそうもないケースが多いのです。
そんな物件、他の管理会社が引き受けるわけがありません。

結局は泣く泣く、契約を続けざるを得なくなります。

しかし、その先、借り上げの賃料が2年ごとの見直し、
または5年後の見直しでどんどん下がっていったらどうなるのでしょうか?
遂にはローンの返済に窮し、銀行の担保に入っていた土地を
競売で巻き上げられてしまうというケースは、決して少なくないのです。

土地の有効活用どころか、土地を失う破目になるとは、
オーナーは想像さえしなかったのではないでしょうか。

要はそもそも、そのような場所に共同住宅を建てるべきではなく、
「建てましょう」という業者の言葉にのってしまった時点で、
失敗することはわかりきっていたこと。
「家賃保証」というエサに、まんまと引っかかってしまったのです。

賃料の見直しに対するオーナーからのさまざまな対抗に対し、
最近では「10年間、保証します」という方針を打ち出す業者も現れてきました。

しかし、これは逆に考えると「11年以降は知りません」と言っていることと同じです。
業者が次々と打ち出してくる「甘い言葉」。
その裏に隠された真実を見抜く力を、
土地オーナーにはぜひ身に付けていただきたいのです。

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