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新築大家さん 社長ブログ

2019年04月 5日

地盤改良工事を概算表記する大嘘(後編)

しかし、他のハウスメーカーから見積もりを取っても、
「地盤改良は別途です」と言われれば、それが高いか安いか判断がつきません。
しかも、建築工事請負契約後になると、あとの祭りになってしまいます。

それで、ハウスメーカーの見積もりは信用できない、
本当はいくらなのか、誰かが調べたとします。
それに対して、会社のほうは「何トン以上の地耐力がなければ、
当社は保証がしたくないから建てません」
ということもでき、
それを契約書に盛り込んだりしているのです。

地耐力というのは、1メートル四方に1トン以上の物を載せたときに
地面が下がるか下がらないかということを示す単位です。
例えば、鉄骨造であれば4~5トン以上支えられれば、地耐力はOKとされています。

通常4~5トンを支えるには、改良工事をしないと無理です。
RCであれば、さらに厳しい7トン以上が平均的です。
土壌には粘土層や砂層などいろいろな層があります。

その層に地耐力がまったくない場合は、地耐力が生まれる岩盤まで杭を差し、
それで上にのせた建物を支えるというのが普通の工法です。
この地耐力がなければ建物を建てないと、ハウスメーカーの契約書に書かれています。
ですから、地盤改良工事の見積もりに対し、
訴訟を起こされても負けないように最初から仕組まれているのです。

工事を途中で止められる場合はいくら、確認申請が下りていればいくらというように
契約事項に入れられていて、ハウスメーカー側は損をしないようにしてあるのです。
例えば違約金を5%としてあれば、1億円の建築費であれば500万円になります。

結局、資金に多少余裕があれば、「しょうがないな、契約もしてある」
「違約金もかけられ、もう逃げられない」
ということで、
要求された地盤改良工事費を出さざるを得ないということになりがちなのです。

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