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家賃保証という名の甘い罠

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年明け早々、耳を疑う記事を目にしました。
「シェアハウス運営会社、物件オーナーへの支払い困難に」

都内を中心にシェアハウスを運営していた会社が、
オーナーへの家賃保証の減額要求、さらに年明けには、
家賃保証自体が困難という通知がオーナーにわたったようです。

弊社の建築するエリアでも良く目にするので調べてみたところ、
賃料はかなり高めに設定されており、空室もかなり目立っていたため、
オーナーに賃料はどうやって払っているのだろうと
気になっていました。

なぜこのようなことが起こってしまったのか。

それは、「売りやすい物件」を軸に作った商品だからだと考えます。
銀行と結託し、「融資可能」「高利回り」
「自己資金なし」さらには「家賃保証」

初めての個人投資家様でも買いやすい価格帯で、
売れ行きは好調だったと思います。

しかしながら、入居者からの支持は得られず、
オーナーにしわ寄せがきてしまいました。

銀行としてはサブリース賃料で保証してくれた方が、
将来的な見立てが立てやすいため融資は通しやすくなります。
但し、銀行はそのエリアの家賃相場を調べて判断します。

相場は正直です。
それを大幅に超えた家賃設定で商品づくりをしてもそれは嘘になります。

不動産価格の上昇により融資は厳しくなっておりますが、
不動産売買担当者が「お客様なら融資大丈夫です!」と
言われ物件を紹介されても、一度冷静になり、
家賃設定や立地などをご自身でしっかり調査したうえで、
判断していただくようお願いいたします。

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